どうも、難関大受験コーチほんまです。
模試や過去問演習で、時間がどうしても足りなくなってしまう…
計算したり読んだりするのが遅い…自分は頭の回転が遅いのかな…
という悩みを解決するための方法が、実はちゃんとありますよ
そしてこんなふうに悩む原因は、頭の回転が遅いことではないですよ
っていう話を今回はしていきます。
そもそもこの
「時間内に解き終わらない」
「速読が出来ない」
みたいな悩みは、
英語や国語だけでなく、数学でも意味わからない会話文が大量に出てきて何がしたいのかわからないクソテストである共通テストが出てきて以降急激に増えました。
僕としては今のゴミみたいな共通テストを終わらせて、
旧来のセンター試験に戻してほしいですw
そんな愚痴はどうでもいいのですがw、
今回この記事を書こうと思ったのは、
読む/解くスピードを求められる試験が増えているけど、みんなスピードの上げ方を勘違いしすぎている
という現状があるからです。
そして、スピードの正しい上げ方をわかっていないからこそ、
「自分は頭の回転が遅いんだ…」とどうしようもない悩みを抱えてしまう人が多いんですね。
これが1番わかりやすいのが、英語です。
特に英語なんかは、
ありとあらゆるところで「速読」の重要性が叫ばれてますよね。
個別相談を受けたりする場合でも、
「英語の試験で時間が足りなくなってしまうんです…」
「速読が出来ません…」
という悩みを持っている人がめちゃくちゃ多いです。
そこで、多くの人が、
・音読をとにかく繰り返しやろう
・本文の中で重要な、解答に必要なところだけ読もう
・ディスコースマーカー(HoweverとかThereforeみたいな、論理関係を示す単語)に注目することで、本文を理解しよう
・長文に出てくるテーマを学んで、話の内容を最初から予測して読もう
みたいなことを実践しがちです。
もちろん、全く意味がないとはいいませんし、
僕も音読とかはしたほうがいいと思います。
ただ、これらは本文を読むスピードを上げるのにほとんど役立たないどころか、
むしろ英語長文を読む力を下げてしまう可能性すらあります。
そう言える理由は、
「速く読めない…」と言っている人の9割は、
そもそもゆっくりでも読めていないから。
ゆっくりだとできないけど、速くやればできることはテーブルクロス引きくらいのものですw
それ以外のほとんどのことは、
まずはゆっくりできるようになる→速くできるようになる
というプロセスを踏みます。当たり前ですねw
それなのに、
入試の勉強、とくに英語長文に関して言えば、
みんな速読の方法を求めまくりますよね。
でも、そうやって速読の方法を求める人の中で、
共通テストの英語リーディングを、3時間かけていいなら満点取れる
っていう人はほとんどいないんですね。
そもそもゆっくりでもできないことを、
速くやるための方法なんて、世界中探してもありませんw
だからまずは、
速さを求める前に、ゆっくり正確にできるようになること
なんですね。
英語なら速読の前に、
単語、文法、解釈、精読がちゃんとできるのか?っていう話です。
大抵どこかでつまづいています。
そして、そのつまづきを取ってあげれば、
速読が出来ないことで悩むことはほとんどなくなります。
なぜなら、時間内に読み解き終わらない原因は、
読むスピードが遅いのではなく、
正しく英語を理解するための知識や考え方がないせいで、
どういう意味かわからずに悩んでしまうからです。
具体的には、
・内容を理解するスピードが遅いのではなく、分かっていない単語や文法が多すぎて、そのたびに「どういう意味だ…?」と悩む
・構文の分析方法がわからないから、文の意味を捉えるのに時間がかかる
というような感じですね。
これが解決されれば、頭の回転の速さなんていらないんですね。
単語も文法も必要な知識に不足はない
構文を解析して意味を取るためのやり方、考え方を理解している
その状態なら、いちいち分からなくて悩むことがないのでスラスラ文章は読めます。
頭の回転が遅い人でも、時間内に解き終えるくらいなら普通にできます。
そもそもの話、
どんな長文問題も日本語訳を見ながらだったら満点取れますよね?w
頭の回転が速くない人でも、それは余裕なはずです。
このことからも、
内容を理解したり読んだりするスピードに問題があるんじゃなく、
単に英語を読み解く力に問題があるんだということは簡単にわかりますよねw
本当にスピードが問題なのか?
要は、
速く読めない!
時間が足りない!
という原因のほとんどは、
「そもそもできないこと」
という血も涙もない結論になってしまいましたw
でも、大事なのはこの事実を受け止めて、
自分はなぜ点数が伸びないのか?を冷静に客観的に考えることです。
そもそも正しく英語を読み解けない人が、
「自分はもう正しい読み方ができるんだ!」
「あとはスピードだけなんだ!」
というふうに考えてしまうと、悲惨なことになります。
速読の練習を100時間やったとしても、
正しく読むためのトレーニングを1時間やる代わりにはならないんですね。
正しく読む力は、正しく読む訓練をするしか身につける方法はありません。
この事実からも、
実は自分は正しく読む力がなかったんだという現実からも目を背けずに、
単語、文法、解釈、精読…をやり直すのはめっちゃしんどいことです。
負荷エグいしやりたくないと思います。
でも、そこで逃げずにやりきることが合格に直結します。
受験なんて結局は、
志望校が求めているけど自分にはまだできないことを、ライバルよりたくさんできるようにした人が受かるゲームです。
だから、
何よりも大事なのは「自分がまだできていないことを素直に認めること」です。
それさえできれば後は簡単なんです。
出来ない原因が知識なら反復して暗記すれば良いし、
理解が足りないならわかるまで説明を読めばいいわけです。
それができないのは才能がないからとかではなく、
単にできないことを認められない、できる想像がつかずに頑張れないみたいな、
メンタルの問題なんですよね。
と、速読ができない原因を喋ったかと思えばメンタルの話になりましたがw。
でも言いたいのは、
スピードが遅いとか、応用力がないとかあらゆる場面で、
みんなできない原因を自分の地頭やセンスとか、秘密の勉強法を知らないからっていうふうに考えがちだけど、
大抵の場合は自分が躓いているところを正しくわかっていないことが原因やで
っていうことなんですね。
そして、自分が躓いているところさえわかれば、あとはそれを正しく乗り越えるだけ。
もちろん何回もできるまでやることは前提ですが、あなたなら乗り越えられるものばかりです。
受験勉強は複雑に捉えられがちですが、結局やるべきことはこの繰り返しです。
志望校が求めるものを把握する→自分に足りないものを見つける→できるように頑張る
もし頑張っているのに伸びないんだとしたら、この3ステップの中のどこかでミスってます。
この辺の話も、ブログやYouTubeでまた詳しくお話ししていきますので、楽しみにしていてください。
ガチでスピードだけが問題な人への解決策
最後に、
ゆっくりやればほぼどんな問題も解けるけど、時間制限があると難しい人への解決策をまとめておきます。
①反復演習
→基本はこれです。正しいやり方を崩さずに、それを身に染み込ませるように練習していきましょう。意識しなくても正しいやり方でできるようになるまで反復してください。
正しいやり方を無意識にできればスピードに関しては充分です。
②(英語や国語について)設問を先に読んだうえで、読みながら解く
→設問を先に読んでおき、どこで何が聞かれるかを把握しておくと、本文を何回も読まなくて済むのでスピードが上がります。
③効率的な別解を学ぶ
→答えが出ればOK、という考え方から速く答えが出るという考え方へのシフトチェンジをするために、効率の良い別解を学んでおくとよいですね。自分で考えた解答と模範解答が違う場合は、素直に模範解答をしっかりと学んでいきましょう。
探せば他にもあるはずですが、主な方法はこの3つですね。
っていうか、ちゃんとできるようになっていたら、もうあんまり速さで悩むことはなくなりますw
まとめ
時間が足りない、スピードが出ないのは
メンタルが原因であるという暴論でしたがいかがでしたか?w
自分ができていること、できないことを素直に認めていき、
できないことを1つずつ克服していくメンタルを作れば、
受験勉強はガチで余裕なものに変わっていきます。
メンタルを鍛えていく、という視点で受験勉強をしていきたい人はぜひ、引き続きブログやYouTubeを見ていただければ幸いです!
それでは!